歯と口の健口コラム|香川県丸亀市の歯医者 ますだ歯科医院

歯と口の健口コラム

≪フッ素は大事な栄養素!≫

一般的に、“フッ素”と聞いて、思い浮かぶものはどんなものですか?
お母さんが最初に思いつくものは、子どもの虫歯予防に行う
『フッ素塗布』や『フッ素配合歯磨き』だと思いますが、
今回は、身体に大事な栄養素“フッ素”についてお伝えします。

「フッ素」は、海水や土に多く存在する元素で、毎日少しずつ摂らなければならない微量栄養素(ビタミン類やミネラル類など)と呼ばれる大切な栄養素のひとつです!

少し難しくなりますが、「ナトリウムと結びついたフッ化ナトリウム」、
「カルシウムと結びついたフッ化カルシウム」として存在し、
日本人(成人)は、毎日約0.5mg程度のフッ素を、身近にある多くの食べ物や飲み物から栄養素として摂取しています。

身近な食品の『1000g中のフッ素量(mg)』を、一部ご紹介します。
・野菜   【大根0.7~1.9・人参0.5・じゃがいも0.8~2.8】
・魚貝、肉 【いわし8~19.2・えび49.0・貝1.5~1.7・牛肉2.0】
・果物   【りんご0.2~0.8・みかん0.1~0.3】
・飲料   【緑茶0.1~0.7・ビール0.8・紅茶0.5~1.0】
・調味料  【味噌0.9~11.7・塩25.9・砂糖1.7~5.6】
 (資料参考:北海道子どもの歯を守る会)

一つのものから摂取する量は微量ですが、『偏らずにバランスよく食べる』ことで、他の栄養素摂取にもつながるということになりますね。