2021/09/28
≪デンタルフロスを習慣に!≫
前回の『デンタルドック』では、定期健診や歯石除去、歯周病治療など、予防目的で歯科を受診する人は非常に少ないという現状をお伝えしました。
特に、小学生の間は、歯の生え変わりや歯並び、歯みがき指導などをチェックしてもらう意味でも、定期検診が理想ですが、小さいころから家庭で出来る口腔ケアに取り組むことで、虫歯予防にも繋がります。
「デンタルフロス」という言葉をご存知でしょうか。
デンタルフロス(Dental floss)は、ナイロンやポリエステルなどの繊維(フィラメント)を数十本から数百本合わせて作られ、歯ブラシでは届かない歯間の側面や歯間下の歯ぐきに付いた歯垢を除去する歯間清掃専用の細い糸のことです。
通常、歯ブラシだけでは、歯垢の50%~70%程度までしか除去できないといわれています。
しかし、デンタルフロスを歯ブラシと合わせることで、90%程度まで歯垢の除去率が高まることから、歯周病や虫歯を予防する目的で使われ、欧米や欧州では一般的な習慣になっています。
小さいころからの歯磨き指導や予防習慣が、定期受診にも影響するのかもしれませんね。