2024/10/04
≪歯と全身の関係(5)≫
『You are what you eat』という格言があります。これを日本語にすると
…“あなたのからだは、あなたが何を食べるかで決まる”…という意味があります。
当たり前のことですが、私達の“皮膚、髪の毛、内臓、骨、血液…”
これらのものは、勝手に作られているものではなく、自分自身が選び、食べたもので作られています。
つまり、毎日の食事で『何をどのように食べるのか』は、
自分の健康と寿命を左右するといっても過言ではないということです。
『栄養バランスを考えて食べているから、大丈夫!』…と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
どんなに栄養の優れた食べ物でも、ただ口に入れて食べるだけで「健康」が保たれる訳ではありません。
つまり“よく噛んで食べる”ことが消化を助け、食べ物に含まれる栄養素を効率的に吸収することが出来る。
逆に、よく噛まないで食べると消化が悪くなり、免疫力の低下や腸内トラブルに繋がる場合があります。
『口』は、食べ物を消化吸収させるための“スタート地点”。
…まずは「口」の中でよく噛むことから、身体の健康は始まります。
これからの日本の目標は…“健康寿命の推進”。…長く健康に生きるためには、
“口腔の健康を保ち、歯の寿命を延ばす”ことが非常に大切です。