2020/12/15
≪美味しく食べる3つの要素(2)≫
「ドライマウス(口腔乾燥)」とは、唾液の出る量が少なくなり口腔内が乾燥する状態です。
何度かお伝えしている「噛む回数の減少」からもわかるように、
現代の食事には軟らかい食べ物が多く、『噛まない食事や環境』が招いてしまった疾病なのかもしれません。
専門用語では口腔乾燥症ともよばれ、日本では約800万人の方に
「ドライマウス」の症状があると言われています。
ドライマウスの原因は、ストレスや食生活のように生活習慣によって起こる場合が多く、
噛み応えのない食べ物に偏ることが、『唾液の分泌量』の減少につながっているとも言えそうです。
根本的な解決方法は、生活全般における環境の改善です。
毎日の食事を意識して、見直してみましょう。
“今日の献立は、やわらかい食べ物が多いな・・・”と感じたら、
「野菜、肉、魚」など噛みごたえのある食べ物を、しっかり噛んで(30回数えるなど)食べる・・・
そのようなことだけでも、噛む筋肉や脳への刺激が増え、
唾液の出る量を増やすことにつながります。
また、キシリトールガムのようなシュガーレスガムを噛む事によって、
唾液量を増やす方法もありますので、おためしください。